Lesson6-1では、
- SEOとは
- ランディングページとは
- SEOおよびランディングページで大事なこと
について学び、それらの重要性を知りました。
SEO・ランディングページで成果を得るためには、ユーザのニーズを知ることが鍵になります。
このセクションでは、ユーザのニーズを分析する方法を学んでいきます。

構築の流れ
本題に入る前に、Webページ構築の流れを説明します。
以下の流れで、Webページは構築されます。
- 検索キーワードのリサーチと決定
- 競合サイトのリサーチ
- コンテンツ企画
- ページ構成決定
- ガイドライン作成
- Webページ作成
検索キーワードのリサーチと決定
SEO対策のされたWebページを作成する際も、ランディングページを作成する際も、最初にすることは検索キーワードのリサーチです。
検索キーワードをリサーチすることで、ニーズのある顧客層や、顧客に訴求できるポイントが見えてきます。
それらに基づいて、キーワードを決定します。
そうして、ユーザがそのキーワードを検索した時に、Webページや広告が表示されるように戦略を練っていきます。
競合サイトのリサーチ
戦略を練る際に、比較検討すべきなのが競合サイトです。
競合サイトは、同じ検索キーワードですでに上位に表示されているサイトのことです。
上位表示を目指すのであれば、競合サイトと戦っていくことになります。
コンテンツ企画
競合サイトをリサーチした上で、どのようなコンテンツを作成するかを考えます。
コンテンツに独自性があるほど、ユーザにとっては魅力的なサイトです。
また、SEOの観点でも優位になります。
ページ構成決定
コンテンツが決まれば、次にページ構成を決定します。
Webページは上から下に向かって、順に読み進めていくものだということを意識して、構成を考えていきます。
Lesson5-2で学んだ、PASONAの法則やAIDCASの法則に従って、コンテンツ配置を決めると、ユーザにとって訴求力のあるものになります。
ガイドライン作成
Webページ作成
ガイドラインを作成して、以上までのことをチームに徹底して共有します。
Webページの作成は、
- 文章を書く人
- デザインを考える人
- プログラムを書く人
などで分かれて作業をすることになります。ガイドラインがないと、チームごとに方向性の違うものが出来上がってしまう可能性があります。
ニーズの分析
さて、ここからがこのセクションの本題です。
どんなに良いWebページであっても、ユーザのニーズを満たす、もしくは引き出すことができなければ、見てもらうことはできません。
つまり、ユーザのニーズを分析することが全ての基盤になるわけですが、具体的にはどのようにしたら良いのでしょうか。
- 検索キーワードに隠れるニーズを分析する
- 生の声から分析する
以上の2つの方法を紹介します。
検索キーワードに隠れるニーズを分析する
実は、検索キーワードには、ユーザのニーズが隠れています。
例えば、あなたが夕飯のメニューを調べたい時、どのように検索をしますか?
「夕飯」という一語で検索することは、おそらくないはずです。
「夕飯 メニュー」や、「夕飯 おかず 簡単」などというキーワードで検索していると思います。
見てわかるように、これらのキーワードには、”検索の目的”が含まれています。
そのため、キーワードだけを見て、「この人は夕飯のメニューを知りたいんだな」とか、「簡単に作れる夕飯向きのおかずを探しているんだな」という推測ができます。
言い換えると、“夕飯のメニュー”や”簡単に作れる夕飯向きのおかず”には、ニーズがあるということになります。
検索キーワードのリサーチ方法
「Googleキーワードプランナー」というツールを使うと、他の人が検索しているキーワードを知ることができます。
また、サジェストからもリサーチすることができます。
サジェストとは、検索の際、キーワードの入力ごとに出てくる検索候補のことです。
サジェストは、過去に多く検索されたキーワードを候補としています。
そのため、検索候補として現れるキーワードは、ユーザのニーズがとても高いものであると考えることができます。
サジェストのキーワード一覧は、「グーグルサジェスト キーワード一括DLツール」というツールを利用することで、簡単に手に入れることができます。
生の声から分析する
生の声から、ニーズを分析する方法もあります。
今の時代、ネットを駆使すれば、そういったことが簡単に行えるようになりました。
例えば、SNS。
InstagramやTwitterなどで、たくさんの人が自由にコメントをしています。
特定のキーワードについて検索をすれば、ユーザの不満や希望、あらゆる意見をダイレクトに得ることができます。
それらから、ニーズを分析すれば良いのです。
または、ネットショップのレビューや、口コミサイトのコメントも参考にできます。
こういった生の声は、それ自体がニーズであるということもあるのです。
これらの方法からユーザーのニーズを集めて分析するという一連の流れを大切にし、ランディングページを構築するように心がけましょう。
次のページでも引き続き同じテーマについて学んでいきましょう。