前のページでは、在宅ワーカーに仕事を発注する側の立場に立って考えてみました。
発注者にとって、継続して仕事を依頼したくなるような在宅ワーカーとは果たしてどんな人なのでしょう。
<結局手直しが必要になってしまう>
という発注者の大きな悩みを解決する方法も一緒に学んでいきます。
連絡のレスポンスが早い
在宅ワーカーと発注者のやりとりは基本的にメールやチャットであることが多くなっています。

実際に会って話し合える機会はなかなか少ないと思いますので、
このレスポンスの速さは非常に重要です。
なかなか連絡が来ない場合、仕事の進捗も遅くなってしまいますし、
不信感にもつながります。
仕事を継続的に受注したいと考えるならば、できる限り素早いレスポンスを心がけましょう。
積極的に質問してくれる
発注側としては、仕事内容を在宅ワーカーに説明するのは案外難しい部分があったりします。
お互いに初めて一緒に仕事をするもの同士で、実際に会わずに文面だけで細かな仕事内容を伝えるのはなかなか難しいでしょう。
そんな時、わからない部分や質問点をしっかりと積極的に質問してくれるワーカーは評価が高くなります。
積極的に質問などをしてきてくれると、
それだけ仕事に熱意を持ってくれているということが伝わってくると同時に、
双方で細かな点のすり合わせもできるところが
発注者からしても心強いのです。
納期を厳守してくれる・仕事が早い
在宅ワーカーにとって、最も気をつけなければならないのが納期です。
在宅ワーカーは、誰からも見られることなく仕事を進める訳ですが、
仕事の納期を守れないと、いくらそこに理由があっても
サボっていたのでは?と思われてしまいがちです。
もし万が一納期が守れそうにない状況に陥ってしまったら、
なるべく早めに発注者へ報告するようにしましょう。
また、できる限り仕事は早く進めると発注者からの評価が上がります。
やはり、想像していたよりも早く仕事をしてくれると、
発注側としては好印象なのです。
しかし、スピードだけが大切な訳ではありませんので、品質にも注意して仕事をやり遂げるようにしましょう。
改善点やアイデアを提案してくれる
これは、さらにプラスアルファの評価を得たいときに
特に身につけたいポイントです。
仕事は遂行するだけではなく、思ったことや次回への改善点を見つけた場合には必ず発注者へ報告しましょう。

発注者としては、見えない相手との仕事のやりとりの中でも、状況をより良くしようと模索しています。
そんな中、ワーカー側から気づいた点を報告してもらえることは非常に参考になるのです。
次回以降の発注時の改善にもつながりますし、
さらに効率よく仕事を進めていくことができるからです。
思いついたことや改善点がある場合には積極的に発注者へ報告するようにしましょう。
<手直しが必要>な状態にならないために
ここまで解説を続けてきましたが、前のページでも話題に上げた、
<結局手直しが必要になってしまう>
という状態は、今まで挙げたポイントを踏まえて仕事をすれば
ほとんど発生しないはずです。
手直しが必要になるという状況は、発注者側が意図していたことが
ワーカーにきちんと伝わっていなかった、もしくは
ワーカーがきちんと理解していなかったために発生します。
この点を改善するには、上にあげたポイントをしっかりと踏まえて仕事に取り組む必要があります。
特に、<積極的に質問をする>のは発注者の意図することや期待することを理解するために非常に大切です。
少しでも疑問に思うことがあれば、質問して理解するよう心がけましょう。
わからないことをそのままにしたり、面倒くさがって自分のやり方で進めたりすると、発注者側と在宅ワーカー側で認識の違いが生まれてしまいます。
こうなると発注者側の1番の悩みを産んでしまうことになりますので、
特に注意するようにしましょう。