今回からのLesson3では、継続して多くの仕事を受注できる在宅ワーカーとなるために大切なことやポイントを解説します。
フリーランスの在宅ワーカーというのは、
仕事がいつでももらえるわけではないため、生活が安定しない人が多いという現実があります。

しかしそんな中でも、信頼のある人や仕事に誠実な人には、
続けて仕事の発注をしたいと考えるのが発注側の率直な考えです。
発注側からしても、新しい在宅ワーカーを毎回探すより、
同じ人に継続して仕事を依頼できる方が効率的でもあるからです。
まずは、在宅ワーカーに仕事を発注する側の立場に立って考えてみましょう。
※業務委託形態で仕事を請け負うフリーランスの在宅ワーカーの場合を考えます
なぜ在宅ワーカーに仕事を発注するのか
まずは、なぜ企業や組織などは在宅ワーカーに仕事を発注する必要があるのか、その理由から考えてみましょう。
企業や組織の場合、在宅ワーカーに仕事を依頼するということは、
社内の人間ではなく外部の人間に仕事をアウトソーシングするということになります。
このようにするのには以下のような理由があります。
人員不足
単純に組織内の人員不足が深刻で、仕事をアウトソーシングする場合があります。
社員を雇用するには時間も経費も嵩むため、社内では処理し切れない仕事を臨時的に在宅ワーカーに依頼するのです。
経費を抑えたい
先ほども述べましたが、新しく社員を雇用するとなると経費がかかります。
また、誰にでもできるような仕事を高給の社員にさせるのは時間がもったいないため、
データ入力や単純作業などの仕事をアウトソーシングする場合も経費を抑えることができます。
社員にはより高度な仕事を振り分け、単純作業はアウトソーシングすることで
結果的にスピーディかつ人件費の削減につながるのです。
特殊な作業の場合
発生した仕事内容が、社内の人間だけでは処理し切れない場合にも
仕事をアウトソーシングすることがあります。
専門的な仕事の場合、そのスキルを持った社員を雇用するよりも、
社外で在宅ワーカーを探した方が効率的なのです。
在宅ワーカーに発注する具体的な仕事内容
企業や組織がどういった理由で在宅ワーカーに仕事を発注しているのか理解できましたか。
次は発注者が、具体的にどのような仕事を在宅ワーカーにしてほしいと考えているのかをまとめました。

- データ入力
- 翻訳
- ライティング
- プログラミング
- Webサイト制作
以上のような仕事が実際にも募集サイトでよく目に止まるものだと思います。
これらの仕事は、在宅ワーカーに実際に会わなくても任せやすく、
在宅でも質を落とさずに仕上げることが可能だからです。
これらに加えて、以下のような少し変わった内容の仕事も実際には存在します。

- 商品のモニター
- シール貼り・箱詰め
- 通販サイト管理
- 占い師
このような仕事の内容をアウトソーシングしたいと考え、発注者は在宅ワーカーを探しています。
この中で得意なジャンルがある方はそこをアピールポイントにしましょう。
また、どれもやったことがないという方はこれらの能力を身につけ、
アピールできるようになることが大切です。
発注者の苦悩
これまで、フリーランスの在宅ワーカーに仕事を発注する側の立場になって色々と解説してきましたが、
実は発注者側には仕事を依頼する上での大きな悩みが存在します。
手直しが必要になる
在宅ワーカーに仕事をアウトソーシングする場合、
いくら念入りに仕事内容をレクチャーし、指導したとしても
どうしても最終の手直しが必要になる場合が発生します。
そのため、在宅ワーカーへの仕事の報酬としては、
手直しが必要になることを見込んで設定するため、どうしても低いものとなってしまいがちです。
反対にいうと、この手直しが最小限で済むような場合には、
発注側は在宅ワーカーへもっと報酬を支払ってもいいとさえ感じていることがあります。
実はこの点がポイントなのです。
いかに後から手直しをしなくていい状態にまで、仕事を仕上げることができるか。
在宅ワーカーとして継続して仕事を受注したいのであれば、この点をしっかりと理解しておきましょう。
次のページでは、発注者の悩みを解決できるような在宅ワーカーになるためのポイントをさらに具体的に解説します。