Lesson4-3 アプリケーション一覧

前回のページまでは、在宅ワークのための代表的なツールの分類やWeb会議の注意点を解説しました。

このページでは、実際に在宅ワークで役立つアプリケーションを紹介していきます。

メール

連絡のやりとりをするのに代表的なツールのメールですが、実はさまざまな種類が存在します。

まず、WebブラウザにURLを入力してアクセスするWebメール(Gmailなど)。その他には、PCにソフトウェアをインストールして使用するするメールソフトです。

Webメールはインターネットに繋がったパソコンやデバイスがあればどこでもメールのチェックや返信などができます。
それとは反対に、インストールするタイプののメールソフトは、
ソフトウェアをパソコンにインストールし、様々な設定をしなければならず、
使用する環境が変わると継続して使用するのに手間が必要です。

Webメールは環境が変わってもいつでも使用し続けることができるため、
フリーランスや在宅ワーカーの中でも人気が高くなっています。

今回は、特に使いやすく人気な以下のWebメールについて解説していきます。

  • Gmail(ジーメール)
  • Yahoo!メール(ヤフーメール)
  • iCloud mail(アイクラウドメール)
  • Outlook.com(アウトルックドットコム)

Gmail

この中でもGmailは最も認知度が高く、使用している人口も多いメーラーです。
メールボックスの保存容量は他のGoogleサービスと共有で15GBです。
(有料版では増量可能)
メールの自動振り分け機能、迷惑メールフィルター機能、ウイルススキャン機能がしっかり備えてあるのが特徴です。

Google の提供する他のアプリケーションとの連携ができることも人気の理由です。
メールの検索機能が高度で、迷惑フィルタ機能も性能が高い特徴があります。

Yahoo!メール

Yahoo!メールも認知度の高いWebメールの一つです。
メールボックスの保存容量は10GBです。
(有料版では無制限)

テキスト形式とHTML形式、いずれの形式にも対応しているため、
Web上でHTMLメールを作ることができます。

HTMLメールとは、Webページのように文字のフォントや色を変えたり、
画像や動画を入れて、高度なメールを作ることができます。

メール転送機能、迷惑メールフィルター機能もしっかりと備わっています。

半年以上Yahoo!メールを使用なかった場合、アカウントが停止されますので注意しましょう。

icloud mail

iCloud mailは、Appleから提供されているメーラーです。
利用するためにはAppleIDが必要なので作成する必要があります。

メールボックスの容量は、5GBと他のWebメールよりも小さいため使用には注意が必要です。

Outlook.com

Outlook.comは、MicrosoftがHotmailの後継Webメールとして作り出したWebメールで、比較的最近登場したものです。

メールボックスの保存容量は15GBと大きく、
フォルダ管理機能やウイルスメールスキャン、複数アドレス対応など
他のWebメールにもあるような基本機能もしっかりと備えています。

ビジネスチャット

前のページでも述べましたが、ビジネスチャットは今やメールなどにとって変わるビジネスコミュニケーションツールの一つです。
さまざまなアプリ・ソフトが登場していますが、その中でも特に人気の高いものは以下の通りです。

  • Chatwork(チャットワーク)
  • Slak(スラック)
  • LINE WORKS(ラインワークス)
  • Microsoft Teams(マイクロソフトチームズ)

この中で世界シェアが1番大きいのはSlakです。
日本ではまだまだ馴染みが薄いように感じますが、自由に「チャンネル」を設定できたり、
話の整理がしやすく、やり取りの検索や管理が簡単な点が人気の秘密です。

LINE WORKSは既読機能があるのが特徴で、通常のLINEを使用している人には特に使いやすくなっています。

Web会議システム

Web会議システム専用のアプリやソフトも、近年ますます種類が豊富になってきています。

  • zoom(ズーム)
  • Microsoft Teams(マイクロソフトチームズ)
  • Skype(スカイプ)
  • Google Meet(グーグルミート)

zoomは今やWeb会議では最も主流のツールだと言えます。
特徴としては、無料でも高画質・高音質であることと、
話している人が画面に表示されるので誰が喋っているのかがよく分かるという点です。
ただし、グループでの通話は1回40分までと決められていますので注意しましょう。

Skypeはテレビ電話ツールとして以前からユーザーも多く、使ったことがある人も多いことでしょう。
ただし無料版では、ビデオ通話は1通話ごと最長4時間まで、
1日最長でも10時間、1カ月に換算すると100時間までに制限されているので、
頻繁に会議を行うような人には不向きであると言えます。

GoogleMeetは、Googleが提供しているツールです。
無料版でも時間無制限で使うことができるということや、
アプリのダウンロードなしで、ブラウザからも使用できる点が人気の理由となっています。

その他の役立つアプリケーション

  • Dropbox(ドロップボックス)
  • OneDrive(ワンドライブ)
  • Evernote(エバーノート)
  • Trello(トレロ)

Dropbox(ドロップボックス)

Dropboxは無料で利用できるクラウドストレージサーバーです。
2GBまで無料となっており、その後は有料版で容量を増やすこともできます。

OneDrive(ワンドライブ)

OneDriveは、Microsoft提供のストレージサービスです。
無料のMicrosoftアカウントがあれば7GBまで利用可能な点が人気です。

テレワークや在宅ワークでMicrosoft Officeを利用する時には非常に便利なツールです。

Evernote(エバーノート)

Evernoteは便利なノートのようなアプリです。
書いたノートは他の人と共有もできるため、仕事の効率アップに非常に役立ちます。
その他、タスクの管理やWebページをそのままメモに保存することもできたりとさまざまな使い方をすることができます。

Trello(トレロ)

Trelloは実際の付箋のようにタスクが管理できるアプリです。
ボードにタスクの書かれたカードを貼っていくので、本当の付箋のように操作性の良い点が人気です。

また、チームのタスクを管理することもできるので、テレワークでも非常に役立ちます。