Lesson7-5 Webデザインにおけるワンポイントアドバイス

さて、ここまでのLesson7ではあらゆるデザインの基礎からWebデザインの基礎まで知識を身につけてきましたが、
最後にまとめとして、デザインを行う際のワンポイントアドバイスを解説します。

トレンドを取り入れる

Webデザインにもトレンドが存在します。
トレンド感のあるページデザインをクライアントに紹介できることは非常に大切なポイントですので、しっかりと身につけておきましょう。

レスポンシブデザイン

レスポンシブデザインとは、表示するデバイスの種類によってデザインを変える手法のことを言います。

現在ではPCだけではなく、スマートフォンやタブレットなど様々なデバイスでWebページが閲覧されています。
それぞれの画面のサイズや使用方法が異なることに対応して、Webページの表示も切り替えることができるのです。

ランディングページなどでも多く取り入れられている手法です。

ヒーローヘッダー

Webページへアクセスした際、1番最初に大きな画像が表示されたことはありませんか?

写真やスライドショーなどをトップページの画面いっぱいに表示させるデザインのことを「ヒーローヘッダー」と言います。

本来ヘッダーとは、Webページが移動した時にも固定されているページ上部の名称です。

このヘッダーを写真として全面に表示することで、ユーザーに大きなインパクトを与えることができるのです。

ヒーローヘッダーの内容は、テキスト付きの画像やスライド画像、アニメーションがよく使用されています。

デュオトーンデザイン

デュオトーンデザインとは、2つの色を組み合わせてデザインされたものを指します。

このときの2色はコントラストの強い色が選ばれることが多い傾向にあります。
Lesson7-2で学んだ補色色相配色の組み合わせです。

このデザインはPOPで明るい印象を与えるので、企業ページなどには不向きかと思われがちですが、応用することで落ち着いた印象にもすることができます。
2色のうちのどちらか一方の色を、彩度や明度の低い色にしてみましょう。
落ち着いた印象の表現ができるはずです。

チェック作業やフォローを怠らない

これは、どんな仕事にも共通して言えることではありますが、チェック作業を怠らないというのは信頼度を得るためにもとても大切です。
Webデザイナーにとっても品質を高めるためには入念なチェック作業が必要になってきます。

様々な観点から満遍なくチェックを行いますが、
ショッピングカートや申し込みのフォームなど、
特にユーザーにとって重要なポイントは、動作を実際に実行して確認するようにしましょう。

サイトの公開後の対応もクライアントの満足度をアップさせるためには重要なポイントです。

Webデザインにおいて、納品後(ページの公開後)に問題や修正希望が発生するというケースは少なくありません。
そういった場合にも納品したら終わりではなく、丁寧な対応を心がけましょう。

ただし、この点では注意も必要です。

納品後のいわゆる初期動作や修正作業に関するフォローはいつまでといったように期限を取り決めておかないと、いつまでも続いてしまう恐れがあります。
こうなってしまうとデザイナーとしても苦しくなってしまうので、事前にしっかりと取り決めておくことが大切です。

問題のあるページのブラッシュアップ

Webページ公開後は、Googleアナリティクスなどの分析を活用して、
問題のあるページをより良いものにブラッシュアップしていくことが大切です。
このブラッシュアップにより、Webページは格段に良い効果を生み出す可能性があるのです。

着地が多く、直帰率が高いページに注意

まずは、どのページが問題なのかを見つけ出すことが大切です。

たくさんの人が見てくれているにもかかわらず、
そのページ以降に進まずに帰ってしまっている(直帰する)ようなページは要注意
だと言えます。

このような特徴があるということは、そのWebページの会社やショップに問題があるのではなく、そのWebページ自体に問題があるのです。

着地したページで思っていたような情報を得られなかったり、次に進む方法が分からなかったり、いい印象を持てなかったりした場合に、ユーザーはそのページから離れていってしまいます。

このような問題のあるページを見つけ出し、改善していくことでよりよいページづくりを進めていきましょう。


これで、Lesson7の全解説は終了となります。
デザインの基礎からWebデザインの基礎までを広く学んできました。

Webデザインに直接関わる人もそうでない人も、
在宅ワークを進めるにあたって参考になる内容があったのではないでしょうか。

次のLesson8ではExcelの時短入力術について学びます。
この内容も在宅ワークでのあらゆる職種で役立ちますので、進めていきましょう。